祖母

祖母の突然の他界の知らせを聞いたとき、
若くて明るくて元気な人だったから、
とても信じられなかった。

ついこの間のことのようで、
ずいぶん前のことみたいな気もする。

昨日、三回忌の法要を終えた。

祖母が他界したとき、
私は東京に出て6年以上経っていて。
離れて暮らして久しかったから、
実は、今でもちゃんと実感できていないような気がする。

こうやってほんのたまに下田に帰ってきたとき、
あぁ、そうなんだって。
不在をすごく感じる。

私は、とても可愛がられていたのに。
お別れはまだまだずっと先のことだと思っていたから、
何もできなかったね。

もしかしたら、今も。
空の上にいる今も、
心配かけてるかもしれないね。

祖父は、また少し小さくなったような気がした。

父も母も弟も私も。
少しずつ年を重ね、少しずつ変わっている。

東京の目まぐるしさと違って。
ゆっくりゆっくり時間が流れ。
ずっと変わらないように思えるこの下田にも、
実は、同じように時間は流れていて。
そこで暮らす1人1人の時間も、
とどまることはないんだと知る。

そう思うと、
この瞬間の儚さや重さ。
果てしなくて。
少しこわい。

今まで全然考えたことなかったけど。
この生まれ育った下田で、
父や母や祖父たちと一緒に、
少し退屈ですごく安心する時間を刻むのが、
本当は合っているのかもしれないなんて、ふと思った。


祖母に伝えられなかったこと。
できなかったこと。
それはたぶん、
私がいつも大切にしたいと思っていること。

大切にしたいことは、
ちゃんと大切にしないと悔いが残るね。

そうだよね、おばあちゃん。
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by minicat_orange | 2009-04-26 19:06 | ☆にっき
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