今日、電車の中で立っていると。 隣に、お父さんに抱っこされた小さな男の子がいて。 つり革をつかもうと、必死に手を伸ばすんだけど。 なかなか届かなくて。 それでも、男の子は全然あきらめなくて。 お父さんの腕から落ちてしまいそうなほど身をのりだして、 何度も何度も手を伸ばしてた。 その真剣なまなざしが、 かわいくておかしくて思わず見守っていたら。 やっと手が届いて。 (実は、お父さんが少し持ち上げだんだけど。) そのときの、うれしそうな顔といったら!! かわいすぎました。 でも、なんとなく思った。 そうだよなぁって。 子どもの頃は、 それができるかできないか考えるより先に、 欲しいものに ただひたすら手を伸ばしていたなぁって。 他人の目とか、周囲の状況なんて関係なく、 自分のやりたいことに忠実にしか動けなかったあの頃。 わがままだったかもしれないけど、素直だったなと思う。 今は。 手を伸ばしても届かなかったときのことを、まず考えてしまう。 それに費やす時間のことや。 なりふり構わず必死な姿をさらけ出す不安や。 周りの反応とか。 そうやって、 のばしかけた手をそっと下ろしてしまうことが多くなった。 意外と精一杯背伸びしたら届くかもしれないのに。 10回思い切りジャンプしたら、1回くらい届くかもしれないのに。 男の子にとってのお父さんみたいに、 気づかないところでそっと力を貸してくれる人がいるかもしれないのに。 たしかなことは。 手を伸ばしてみなければ、絶対に届くことはないってこと。 手をのばす勇気。
by minicat_orange
| 2009-07-13 00:00
| ☆にっき
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