星野富弘全詩集


星野富弘全詩集〈1〉花と       星野富弘全詩集〈2〉空に
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星野さんの詩集に出会ったのは、小学生のときだった。

初めは、その美しい草花の挿絵に惹かれ 手に取った後で、
それが筆を口にくわえて書かれたものだと知った。

単純に「すごい」と思ったけれど、
その挿絵に添えられた詩を読んで
もっと衝撃を受けたことを今でも覚えている。

黒い土に根を張り どぶ水を吸って なぜきれいに咲けるのだろう
私は 大勢の人の愛の中にいて なぜみにくいことばかり考えるのだろう

(「はなしょうぶ」より)

自然の中に身をおき、
自分に重ねながらその移ろいや儚さに思いを寄せ、
恩恵に感謝することで、 自分を見つめることができる。
人にやさしくなれる。

小学生だった私は、
まだそこまで理解できていたわけではない。

それでも幼心に その言葉をずっと覚えておきたいと
何度も何度もノートの隅に書き写していた。

あの頃の方が、
今よりずっと大切なことに敏感だったのかもしれない。
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by minicat_orange | 2007-07-16 23:28 | ☆今日の1冊
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