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星野富弘全詩集


星野富弘全詩集〈1〉花と       星野富弘全詩集〈2〉空に
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星野さんの詩集に出会ったのは、小学生のときだった。

初めは、その美しい草花の挿絵に惹かれ 手に取った後で、
それが筆を口にくわえて書かれたものだと知った。

単純に「すごい」と思ったけれど、
その挿絵に添えられた詩を読んで
もっと衝撃を受けたことを今でも覚えている。

黒い土に根を張り どぶ水を吸って なぜきれいに咲けるのだろう
私は 大勢の人の愛の中にいて なぜみにくいことばかり考えるのだろう

(「はなしょうぶ」より)

自然の中に身をおき、
自分に重ねながらその移ろいや儚さに思いを寄せ、
恩恵に感謝することで、 自分を見つめることができる。
人にやさしくなれる。

小学生だった私は、
まだそこまで理解できていたわけではない。

それでも幼心に その言葉をずっと覚えておきたいと
何度も何度もノートの隅に書き写していた。

あの頃の方が、
今よりずっと大切なことに敏感だったのかもしれない。
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by minicat_orange | 2007-07-16 23:28 | ☆今日の1冊

探し物



どんなに探しても見つからなかったものが、

探すのをあきらめて、

忘れかけた頃に、

ひょいっと 目の前に現れたりする。


そういう運命。

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by minicat_orange | 2007-07-15 23:55 | ☆にっき

ぶた大根→肉じゃが


ぶた大根を作りました。

そして、その数日後。
残ったぶた大根の汁に、
玉ねぎとじゃがいもを無造作に入れて、
肉じゃがにしました。

余計な調味料なんて加えなくても、
ぶた大根のいいダシが出ているので、
かなりおいしくできるんです。

よく、老舗の料理屋さんとかで、
「創業以来注ぎ足してきた秘伝のタレ」
とかいうのを 耳にします。

もう具を食べ尽くした、何の価値もないような汁でも、
手を加えながら大切に保存していけば、
重ねた歴史の分だけ むしろおいしくなるという訳です。


人間だって、きっとそうなんでしょう。


無駄なことなんてひとつもなくて、
大切に時を重ねていけば、
それだけ深みのある人間になれるのでしょう。

ただ、それは「大切に時を重ねていけば」の話。

鍋に残った汁も、何もしないで放置すれば腐ってしまうように。
重ねる努力をしなければ、そこまで。
また一から作り直さなければなりません。

一から作っても、毎回おいしくできればいいし。
ずっと同じような味ばかりじゃ飽きる。
それも、事実だけれど。

「秘伝のタレ」を持ってるお店は、強いと思うのです。

ここぞというときに、
「うちの店は、この味で勝負だ!!」
「私は、これで勝負だ!!」
と言い切れるものがあるって、とても強いと思うのです。

形を変えても、変わらない何か。
何かを変えずに、形を変えていく。

どちらにしろ、努力をしなければ何も変わらない。

鍋の中に見つけた、答えでした。
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by minicat_orange | 2007-07-14 17:40 | ☆にっき